わらじ何足/仕事好きアラサー妊婦の備忘録

男性に負けじとバリバリ仕事をやっていたアラサーのおなかに、突如やってきた我が子。戸惑いながらの初マタニティライフからどうでもいいことまで。

出生前診断のこと(15w6d)

15w6d、あっという間のような、長いような、そんな日々を送っています。そろそろおなかが目立つようになってきた気がするのだけど、便秘も重なっているのでサイズ感がイマイチわからない。。

 

さて、前の記事でも少しだけ触れましたが、私の10歳下の弟はダウン症です。障害はあれど本当にいい子で、彼がいない人生なんてもう考えられないくらい。家族みんな彼のことが大好きだし、彼に救われている部分がたくさんあります。

だとしたらなぜわざわざ出生前診断をするのか、と普通思いますよね。

私もものすごく迷いました。そもそもダウン症って遺伝するものではないことはわかっていたし、もし発覚したとして堕ろす覚悟もない。(弟を否定しているみたいでそんな決心できるわけがない。)だから受けない、受けたくない、受けても意味がない、と。

でも9週目くらいに母親に妊娠したことを伝えたときに言われました。

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彼を産んで後悔はもちろんしていないし、あなたと同じように彼がいない人生なんて考えられない。けれど、ものすごく苦労したことは事実。

正直なことを言うと、生まれたときには目の前が真っ暗になったし、もうこの世から消えてしまいたいとすら思った。だからできればあなたにはそんな苦労をさせたくない。だから出生前診断を受けてほしい。

万が一のことがあっても、その後のことは自分で決めればいいし、そこは反対しない。それでも経験者としては、生まれる前に知るのと後から知るのではやっぱり全然違うと思う。
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これが全くの第三者からの言葉だったら、「何がわかるの?」と思っていたと思います。それこそ、弟がいるからこそ「何があっても育てるんだ!」と意固地になっていたと思う。けれど経験者だからこその言葉だし、何より私と弟の親としてのその一言は私の胸に深く深く刻みこまれました。

そして幸いにも我が家の夫はとても理解があり、私や母の想いを快く受け止めてくれました。理解のある夫には本当に助けられています。。

 

 

そうと決まったら早速どの出生前診断を受けるか決めなくてはいけません。
出生前診断にはいくつか種類がありますが、成育医療センターから配られた紙に記載があったのは以下7つで、「胎児超音波スクリーニング」は漏れなく全員が受診対象となります。

※最左列は検査可能な週数です。

10~16w 非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)
11~13w 妊娠初期コンバインド検査
11~14w 絨毛検査
15~18w クアトロテスト(妊娠中期母体血清マーカー検査)
16w 羊水検査
20w 胎児超音波スクリーニング検査
30w 胎児超音波スクリーニング検査
 
奇形ではなく遺伝的な疾患を対象とした検査は上の5つなのですが、高齢出産などのリスクに該当していない私が受けられるのは「妊娠初期コンバインド検査」「クアトロテスト」の2つのみ。

妊娠初期コンバインド検査はざっくり言うと血液検査+超音波のあわせ技で、クアトロテストは血液検査のみ。両者の差額は10,000円ほど、精度はいずれも約8割とのことです。

迷ったのですが、安価ということ、血液検査だけで済むということ、休みが取れる週が限られていたことから、私たちはクアトロテストを受けることにしました。本当は少しでも早くわかったほうがいいかなとも思ったのですが…ね。

ということで、11月20日前後に検査を受け、1週間後に結果を確認予定です。